KITCHEN (VO JAPONAIS)

Great little booklet. Arrived way ahead of time. Amazon doesn't update that its already been delivered.

Book was delivered greatly wrapped, without any damage and scratch. Good Quality.

This was a gift and the recipient loved it.

活字が嫌いな私が、友人のInstagramを通じて作者さんを知り、気がついたら全部読み終わっていた。言葉一つ一つが優しくて、でも強くて、読んでよかった。24歳ながら少し自分の感情との向き合い方を学べた気がします。

（ネタバレあり）映画『キッチン』のメイキング映像で、森田芳光監督が本書を何度も読んだと語っていた。かつて話題になり本屋でワゴンセールされていた「TUGUMI」を購入して読んだが、初めの方で読むのを止した、というか読み続けることができなかった。絵の無い少女マンガ的で小説にしなくていいと感じたから。今回「キッチン」を読んだが、あの時の感じが覆ることはなかった。　幼い頃に、そして若い頃に、愛する家族や近しい人やペットが亡くなり、悲しいという言葉では収まり切れない喪失に、いかに向き合い付き合って生きていくか、その困難について描かれている。　「キッチン」主人公みかげと亡くなる前の祖母やえり子とのエピソード、「ムーンライト・シャドウ」主人公さつきと亡くなる前の等とのエピソードが薄く、喪失後の主人公目線の厚塗りに引き込まれない。同様の喪失体験をした人は転移しやすいかもしれない。　亡くなった母親役として父親が女になって生きることにしたり、亡くなった恋人のセーラー服を弟が着用するという設定に違和感。トランスジェンダーの方々への取材に基づくのかもしれないが、表現に落とし込みきれていないのではなかろうか。1987年にLGBTQ やソウルメイトを著した原作者吉本ばなな、そして1989年に映画化に取り組んだ森田監督ともども先駆的で素晴らしい。

懐かしく思え、もう一度よみました。本が増えるのが嫌で、図書館で借りたりしたので、自宅にはなかつたです。

私も好きな本ランキングベスト5には入ります！

「キッチン」がベストセラーになっていた頃には見向きもしなかったが、その時を遥かに超えてふっと読みたくなった。生きること、愛すること、別れることに出会った時の心の強さは人それぞれ。それぞれにあることを実感できる良い作品だと思います。